経済がわかる国際ジャーナル
日本禁煙
今月の国際ジャーナルで「世界規模で禁煙の動き」という記事がありました。
たばこの増税で1箱1000円になるという動きが日本で見えていますが、健康に悪影響を及ぼすものだということを一番に考えて私は勝手に大賛成している。今か今かと待ち遠しいほどだ。
もともと自分が吸わないせいもあるが、それほどまでにたばこを嫌うのは、吸わない人ほど喫煙のマナーがわかっていて、数人ほど分かっていないように見えるからだ。
日々のニュースで、動物園のパンダに双子の赤ちゃんが生まれたという明るいニュースより、殺傷事件や詐欺事件というような暗い話題ばかりが取りざたされるように、いいことや当たり前のことが、たとえ90%を締めていたおしても、10%や5%、1%の悪いことが表には出てきてしまうし、人はそれを記憶する。
人で溢れかえった喫煙所よりも両手をブンブンふってぷかぷかとタバコ吸いながら歩いている人に目が行くのだ。100人のマナーを守っている人よりも1人のマナー違反によって、これまでの喫煙制限ができてきたといってもいい。
いまや京都では主要道路での喫煙が罰金付の禁止となっている。東京でも禁煙箇所はたくさんあるどころか、街中に灰皿をみかけなくなった。
1000円の増税で、おいしいタバコの開発やカッコイイデザインのたばこを作るより、おいしいコーヒーやガム、自然溢れる公園にカッコイイ休憩ベンチをもっと増やせば、非喫煙者にもかつて喫煙してた人にも、これから禁煙する人にも、健康で豊かな生活になると思うんだけどなぁ。指導か、教育か、暴力か。
昨年夏、某相撲部屋の力士が、先輩力士と親方により暴力を受けて死亡する事故があった。加害者である先輩力士は、あくまで稽古だたと言い張っていた時期もあり世間や報道側からも大きな批判があったように記憶している。
確かにビール瓶で頭を殴るといったような行為が本当にあったとすれば、暴力以外の何者でもない。いくら体力や学力やが違うそれぞれの人間であっても、人に傷が付くと理解できる範囲はたいてい同じである。同じでない人が、叱られたり、時には罪人となるのだ。
しかし毎日報道されるニュースを見ていると、残念ながら教育と指導と暴力とセクハラが混同し始めているのではないだろうかと思わざるを得ないのが現状だ。とはいえ、そもそも、そのものたちの境目などないのかもしれないが・・・。
社会は、誰もが共通したマナーやルールや一般常識の中で生きてきた。そのおかげで、一人一人、してはいけないことを積み重ね、自分を“叱り”他人を“叱る”ことで、皆立派に成長しあってきた。
ところが、“叱る”側にも“叱られる”側も非難や批判を受ける事態が相次いでいることで、たとえ親子でも、虐待や暴力とされてしまうようになってしまった。
子は叱られないことを愛情だと勘違いして生きる。そして大人になって誰かに叱られると、たちまち虐待だの暴力だのセクハラだのと世間から放り出されるまでの事態へと発展する。
怖いのは、たとえそこに、思いやる気持ちがあったとしても、同様の事態になることだ。叱る行為には、必ず「相手のために」という言葉がくっついていると思っている。だからこそ、“効き目”があり、やってはいけないことの意味を考えるようになるのだと思っている。
しかし、親子の間に“げんこつ”すらなくなる時代を見ていると、そういった“効き目”は、お互いの受身態勢がないと成り立たないのだと諦めに似た気持ちになる。現代画報で知る
先日現代画報のバックナンバーから、
妊婦の未検診と、受け入れ拒否の記事を読んだ。
随分前にテレビで何度も取り上げられた
「妊婦たらい回し」のニュースから、事は変化しているが、
悪化という最悪の方向へと進行している。
産婦人科医師の労働条件は、とてもいいとはいえないようだし、
子を持つ母にしてみれば、物価の上昇で、スーパーでは何を買ってもみんな財布と一緒に泣いている。
どうにかならないか、と叫んでも、
すぐにどうんかなるような問題ではないのが、
現代社会も目をそらしてしまう最も深刻な点である。
ここでひとつ。
考え出すと答えが出ない問題がある。
妊婦の未検診の中には、「お金がない」などの理由が多いようだ。
ではなぜ、お金がないのに子供を作ったのか、と問いたくなる。
しかし、ここでそれを大題的に問いてしまうと、
子供はぐんと少なくなるだろう。ぐんと少なくなった産婦人科医療に
どうやって多くの新しい医師が生まれるんだろうか?
自分の必要最低限のものだけを細々を買って暮らす私達により
多くの企業はどうやって利益をだして、経営を続けるのだろうか?
社会は、一つの歯車の歯が一つかけただけでも
全体がくるって思うようにバランスが取れなくなってくる。
妊婦も医師もそれ以外の人も
もっともっと引いてそういった物事を考えなければならない。
報道ニッポン
現代通信社
国際通信社
報道ニッポン
国際ジャーナル
今月の国際ジャーナルで「世界規模で禁煙の動き」という記事がありました。
たばこの増税で1箱1000円になるという動きが日本で見えていますが、健康に悪影響を及ぼすものだということを一番に考えて私は勝手に大賛成している。今か今かと待ち遠しいほどだ。
もともと自分が吸わないせいもあるが、それほどまでにたばこを嫌うのは、吸わない人ほど喫煙のマナーがわかっていて、数人ほど分かっていないように見えるからだ。
日々のニュースで、動物園のパンダに双子の赤ちゃんが生まれたという明るいニュースより、殺傷事件や詐欺事件というような暗い話題ばかりが取りざたされるように、いいことや当たり前のことが、たとえ90%を締めていたおしても、10%や5%、1%の悪いことが表には出てきてしまうし、人はそれを記憶する。
人で溢れかえった喫煙所よりも両手をブンブンふってぷかぷかとタバコ吸いながら歩いている人に目が行くのだ。100人のマナーを守っている人よりも1人のマナー違反によって、これまでの喫煙制限ができてきたといってもいい。
いまや京都では主要道路での喫煙が罰金付の禁止となっている。東京でも禁煙箇所はたくさんあるどころか、街中に灰皿をみかけなくなった。
1000円の増税で、おいしいタバコの開発やカッコイイデザインのたばこを作るより、おいしいコーヒーやガム、自然溢れる公園にカッコイイ休憩ベンチをもっと増やせば、非喫煙者にもかつて喫煙してた人にも、これから禁煙する人にも、健康で豊かな生活になると思うんだけどなぁ。指導か、教育か、暴力か。
昨年夏、某相撲部屋の力士が、先輩力士と親方により暴力を受けて死亡する事故があった。加害者である先輩力士は、あくまで稽古だたと言い張っていた時期もあり世間や報道側からも大きな批判があったように記憶している。
確かにビール瓶で頭を殴るといったような行為が本当にあったとすれば、暴力以外の何者でもない。いくら体力や学力やが違うそれぞれの人間であっても、人に傷が付くと理解できる範囲はたいてい同じである。同じでない人が、叱られたり、時には罪人となるのだ。
しかし毎日報道されるニュースを見ていると、残念ながら教育と指導と暴力とセクハラが混同し始めているのではないだろうかと思わざるを得ないのが現状だ。とはいえ、そもそも、そのものたちの境目などないのかもしれないが・・・。
社会は、誰もが共通したマナーやルールや一般常識の中で生きてきた。そのおかげで、一人一人、してはいけないことを積み重ね、自分を“叱り”他人を“叱る”ことで、皆立派に成長しあってきた。
ところが、“叱る”側にも“叱られる”側も非難や批判を受ける事態が相次いでいることで、たとえ親子でも、虐待や暴力とされてしまうようになってしまった。
子は叱られないことを愛情だと勘違いして生きる。そして大人になって誰かに叱られると、たちまち虐待だの暴力だのセクハラだのと世間から放り出されるまでの事態へと発展する。
怖いのは、たとえそこに、思いやる気持ちがあったとしても、同様の事態になることだ。叱る行為には、必ず「相手のために」という言葉がくっついていると思っている。だからこそ、“効き目”があり、やってはいけないことの意味を考えるようになるのだと思っている。
しかし、親子の間に“げんこつ”すらなくなる時代を見ていると、そういった“効き目”は、お互いの受身態勢がないと成り立たないのだと諦めに似た気持ちになる。現代画報で知る
先日現代画報のバックナンバーから、
妊婦の未検診と、受け入れ拒否の記事を読んだ。
随分前にテレビで何度も取り上げられた
「妊婦たらい回し」のニュースから、事は変化しているが、
悪化という最悪の方向へと進行している。
産婦人科医師の労働条件は、とてもいいとはいえないようだし、
子を持つ母にしてみれば、物価の上昇で、スーパーでは何を買ってもみんな財布と一緒に泣いている。
どうにかならないか、と叫んでも、
すぐにどうんかなるような問題ではないのが、
現代社会も目をそらしてしまう最も深刻な点である。
ここでひとつ。
考え出すと答えが出ない問題がある。
妊婦の未検診の中には、「お金がない」などの理由が多いようだ。
ではなぜ、お金がないのに子供を作ったのか、と問いたくなる。
しかし、ここでそれを大題的に問いてしまうと、
子供はぐんと少なくなるだろう。ぐんと少なくなった産婦人科医療に
どうやって多くの新しい医師が生まれるんだろうか?
自分の必要最低限のものだけを細々を買って暮らす私達により
多くの企業はどうやって利益をだして、経営を続けるのだろうか?
社会は、一つの歯車の歯が一つかけただけでも
全体がくるって思うようにバランスが取れなくなってくる。
妊婦も医師もそれ以外の人も
もっともっと引いてそういった物事を考えなければならない。
報道ニッポン
現代通信社
国際通信社
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